コラム

賢くエネルギーを使い分けよう [2011/09/14]

 

こんにちは。
 
ご自宅で水道水を1ヶ月でどのくらい使われておられますか?
 
料金明細には「m3(立方メートル)」で記載されていると思います。

 

ちなみに「リュウベイ」ともいいますね。「リュウベイ」は漢字で書くと「立米」。
立方メートルの略ですね。
 
さて、1m3といってもピンときませんから、身近な「リットル」に直すと1m3=1,000リットルです。
 
東京都水道局の調査では、1ヶ月の水道使用量は、
  1人世帯  25m3 = 25,000リットル
  2人世帯  30m3 = 30,000リットル
  3人世帯  35m3 = 35,000リットル
 
となります。
 
世帯人数が増えてもあまり水道使用量は増えていません。
 
核家族ではなく、大家族のほうが水も共有して有効に使えることがわかります。
 
それにしても、水道の使用量が多いように思えないでしょうか?
 
1ヶ月で30,000リットル使うとして、1日で1,000リットル。
 
水道の蛇口から出る水の量が1分間に10リットルとすると、
1日で使う量は、100分間流しっぱなしにしているのと同じ量です。
 
 
 
東京都水道局の調査では、トイレ(28%)、風呂(24%)、炊事(23%)、洗濯(16%)、その他(9%)となっています。
 
1日あたりの使用量では、次のようになります。
 
 トイレ  280 リットル
 風呂   240 リットル
 炊事   230 リットル
 洗濯   160 リットル
 その他   90 リットル
 
 
ここで大切なのは、水道から出る水は【飲める水】だということです。
 
 
トイレ、お風呂、洗濯などは飲める水である必要はありませんよね。
 
実はここに大きな無駄、環境インパクトが眠っています。
 
 
水道の蛇口をひねってでてくる水は「上水」、つまり「飲める水」とするために、
河川の水を電力を使って浄水しています。
 
私たちの水道システムは残念ながら、貴重なエネルギーを用いて高品質な水を作り、
それを無駄に下水に流しているのです。
 
何ともったいないことでしょう。
 
 
ここ数年日本の高度な水道技術を外国に売り出そうという動きがありますが、
環境負荷の面だけから言えば、もっとできることがあるように思っています。
 
 
家庭で最も使われているトイレの水はお風呂の残り湯で十分賄えるわけですから、
お風呂の配水管を一旦貯めて、トイレに回すということができれば、
日本の水道使用量は一気に25%程度削減できます。
 
この水道システムは「上水」と「下水」の間に位置する「中水」と呼ばれています。
 
 
もしこれから自宅を建てられるような方がおられたら、中水システムを構築できるか
検討してみてはいかがでしょうか?
 
 
ちなみに、現在叫ばれている電力不足においても同じことが言えます。
 
テレビは電力が無いと動きません。高品質な電気が求められます。
 
一方で、ヒーターは品質が悪くてもよいはずです。多少止まってもそれほど影響はないでしょうし、
熱なら電気でなくても、ガスでも灯油でも、木を燃やしても得られます。
 
 
何でもかんでも高品質で安定的なモノを求めるのではなく、使い道に応じて品質を使い分けることで、
エネルギー消費を抑え、環境インパクトを小さくしながら快適な暮らしをつくることができるのではないでしょうか?
 
カテゴリ: 今週のニュース

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